TBS「東大王」はネタ切れとマンネリ…それでも“打ち切り”はない2つの強み
「東大王」(TBS系)がつまらなくなったと評判がた落ちだ。世帯視聴率6~7%はそれほど低いわけではないが、一時の十数%に比べると大幅ダウン。理由は明らかで、マンネリとネタ切れである。
「東大王は他のクイズ番組と違って、単に博識を競うのではなく、正解を知らなくても、消去法や仮説で推理して正解にたどり着く解き方の凄さが見せどころです。でも、秀才たちを困らせ、視聴者にも考えさせるような超難問なんてそうはありませんから、去年あたりから明らかにネタ切れ。最近は珍問・奇問ばかりで、当て字のような漢字を読ませたり、ギョーザの支出額の都市別ランキングを答えさせたりと、別にIQ165の東大生でなくてもいいような問題が目立ちます。また、しょせんは素人さんだから、正解してもしなくてもリアクションはいつも同じ。マンネリ感も強い」(テレビ雑誌編集デスク)
なんとか目先を変えようと、オセロゲームを組み合わせたり、東大生チームが「危険生物」や「鉄道」などあるテーマの知識を2週間で詰め込んで、専門家チームと対決する「ガリ勉SPシリーズ」など、新企画もスタートさせたが、かえってよくあるゲームバラエティーのような番組づくりになってしまい、いよいよクイズファンは離れている。