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児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

韓国では「外見至上主義」根強く…マッチングアプリ登録にも高いハードル

公開日: 更新日:

 かつて韓国の女性といえば、貞操観念が強いイメージだったが、それも今は昔。8日から日本でも公開の韓国映画「恋愛の抜けたロマンス」を見ると、今の韓国人女性の恋愛観がうかがえる。

 ヒロインは恋愛を“感情労働”と表現し、「恋愛はしたくないけどセックスはしたい」という考えの持ち主。理想は下げたくないが、体はうずく。そこで“SP(セックスパートナー)”を見つけるため、デートアプリに登録する。日本でいうマッチングアプリで、その中から「性病がなさそう」という理由で1人の男を選ぶ。映画は、アプリで出会った男女の物語だ。

 途中、ヒロインはこんな話をする。

「恋愛感情って、10代は頭、20代は心臓、30代からは下半身にあるらしい」

「今、アメリカでも問題になっているのが20~30代の解消されない性欲だって」

 真偽はどうであれ、韓国でもアプリを通じた出会いは珍しくない。コロナ禍でさらに利用者が急増したという。25~44歳の未婚者のうち2人に1人が利用していると推測される。

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