著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

愛バイクがまさかのエンスト 笹子トンネルで恐怖に怯え続けた俺

公開日: 更新日:

 ゴオオオオ、ゴオオオオオ、ゴオオオオオ……さっきから俺の目の前70~80センチのところをひっきりなしに大型トレーラーが100キロほどのスピードで通り過ぎていく。

 その日、2022年5月30日、月曜日、俺は愛バイクKAWASAKI、W650にまたがり息子、虎太郎のYAMAHA、SR400と中央高速道路を山梨県南アルプス市へと快調に走らせていたのだった。

 目的はコロナ禍で会っていなかった友人の和菓子屋、松の屋の飯野さんと合流して、さくらんぼ農園を営む西村農園の清水さんのビニールハウスでさくらんぼ狩り前の初物をもぎ取って頬張ろうというものだった。

 ところが、東京からおよそ58キロ地点にある、渋滞情報で必ず登場する談合坂SAで休憩をとった時にはエンジンは絶好調、喫煙スペースでは微風に漂うたばこの煙をたそがれるように見つめながら、およそ63歳の老体には似合わない「久しぶりに風になるぜ」とつぶやいてまでいたが……。

 大月JCTを越え、笹子トンネルの手前で突然それまで俺が右手のスロットルを回すと即答で回転が上がったエンジンが??? 思い通りになっているのか? いや、そういう感触とはまったく別物の力弱さである。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  2. 2

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功が休養でテレビ業界大激震…キー局編成関係者「いずれ番組の打ち切り話が出てくる」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  1. 6

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  2. 7

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 8

    【動画あり】イケイケ国民民主党に“パワハラ問題”噴出!女性衆院議員からの罵倒叱責で体調不良に…4人も離党の異常事態

  4. 9

    “現代の遊女”吉原のソープ嬢はNHK大河ドラマ『べらぼう』をどう見ている? 地元は特需に沸く

  5. 10

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ