元祖“ウルトラの女神”桜井浩子さん「『科特隊よ、永遠に』とお葬式写真を投稿、携帯が鳴り続けた」

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「皆さん、私のことは知っているので、出演の折衝をしやすいだろう、と。飯島監督にそう頼まれたんです」

 実際、桜井さんの声がけに多くの関係者が喜び、撮影はスムーズに進んだ。それ以降、ウルトラ関連の企画が持ち上がると、桜井さんが人と人を結びつける役を担うようになった。

「おかげで、ものごとや作品を俯瞰で見ることができるようになりました。俳優だけをやっていた時は、どうしても自分の作品が一番だという思いが強かったですね。縁の下の仕事をすることで、冷静に見えてきたものがたくさんあります」

 桜井さんは、コーディネーターとしての経験をつづった「桜道」(小学館)という書籍を8月8日に刊行。すっかり新しい仕事になじんでいる一方で、7月には「Q」「マン」時代の写真をふんだんに使った初の写真集「桜井浩子写真集 act ULTRA」(復刊ドットコム)が発売された。往時の活躍ぶりにも注目が集まっているのだ。

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