元祖“ウルトラの女神”桜井浩子さん「『科特隊よ、永遠に』とお葬式写真を投稿、携帯が鳴り続けた」
桜井浩子さん(「ウルトラマン」フジ・アキコ隊員役、「ウルトラQ」江戸川由利子役/79歳)
1966年に放送開始された「ウルトラマン」でフジ・アキコ隊員を、それに先立つ「ウルトラQ」で江戸川由利子を演じた桜井浩子さん。2000年代に入ってからは「ウルトラマンマックス」などに出演し、子どもと視聴したおとうさんたちを喜ばせた。映画「シン・ウルトラマン」が大ヒットした今年、元祖“ウルトラの女神”はどういう日々を送っているのだろう。
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「『シン・ウルトラマン』が大ヒットしてよかったですよ。『トップ・ガン』と同じで、オリジナルがしっかりしているからでしょう(笑)。『Q』と『マン』をオマージュしてくれていてうれしかったです」
そう笑う桜井さんは、同映画で企画・脚本を担当した庵野秀明氏、樋口真嗣監督とも親交が深い。というのも、円谷プロの「コーディネーター」という肩書で働いているからだ。“バルタン星人生みの親”飯島敏宏監督に勧められて始めたという。
きっかけは「ウルトラの揺り籠~実録ウルトラQウルトラマン誕生秘話~」(2003年)。「Q」「マン」制作関係者が、当時の様子を語るDVD作品だ。