海老蔵は“鈍感力”で団十郎襲名披露を乗り切るしか…尾上菊五郎“出演拒否”報道の波紋
本人はピンチとは思っていない?
菊五郎が舞台に上がらない襲名披露などあり得ないという声もあるが、芸能文化評論家の肥留間正明氏はこう言う。
「実はこういった記事が出る背景に、古いしきたりを重んじる歌舞伎評論家の存在があるそうです。彼らが“けしからん”とメディアに情報を流し、海老蔵さんの悪名が高まっている。しかしながら梨園の中でも“しきたり”を疑問に思う若手も増えている。こうした状況は海老蔵さんとしては想定内でしょうし、ピンチとは思っていないのでは。海老蔵さんは海外公演や東京五輪など歌舞伎の知名度を上げるべく貢献しているのは確か。挑戦していることも多い。これだけの逆風でも潰されないのが海老蔵という考え方もできますし私は大御所が欠けようが気にせず襲名披露を進めるべきだと思います」
海老蔵は持ち前の鈍感力で襲名披露を乗り切れるか。