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ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで」(光文社新書)などがある。

ヒコロヒー、なすなかにし、みなみかわ…大揺れ「松竹芸能」を支える新星たちの評判と実力

公開日: 更新日:

ヒコロヒーには年齢や芸歴を超越した落ち着きが

 今、松竹芸能が揺れている。TKOの2人は不祥事によって相次いで退所してしまい、今年4月には人気コンビのうしろシティも解散を発表した。9月8日にはオジンオズボーンの高松新一が年内で芸人を引退して、コンビ解散へと向かっていることが明かされた。

 しかし、暗い話題ばかりではない。最近、テレビの世界で注目され、引っ張りだこになっている松竹芸人も存在している。それは、ヒコロヒー(32)、なすなかにし、みなみかわ(39)の3組である。

 ヒコロヒーは「場末のスナックのホステス」のようなアンニュイな雰囲気を漂わせる女性ピン芸人である。2020年ごろから注目されてじわじわと露出を増やしていき、ネタ番組、トーク番組、ドラマなど幅広いジャンルの番組に出演するようになった。

 テレビに出るときの彼女には年齢や芸歴を超越した落ち着きがあり、何事にも臆せず本音を堂々と言う姿が好感を持たれている。

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