フリーアナウンサー・小倉淳さん 弟のようにかわいがってくれた西城秀樹さんの思い出
「ジュンが興味あることをまず聞いていけよな」
それから秀樹さんには弟のようにかわいがっていただきました。収録は金曜の夜で、終わると「ご飯食べにいこう」と誘ってくださる。同じくレギュラーだったとんねるずさんも連れて食事です。
その席で秀樹さんは番組に来られるゲストの方に対して「本番前の挨拶はどのタイミングでしたらいいか」「番組ではどうインタビューするといいか」などアドバイスを毎週くれました。秀樹さんが持ってる芸能界での対人的なスキルも事細かにです。
アナウンサーとしての仕事は先輩の徳光和夫さん、福留功男さんに教わりましたが、テレビに出るノウハウや芸能界のことは秀樹さんが一から教えてくださった。大スター秀樹さんから直接教えていただけるなんて考えられないですよね。
ゲストへのインタビューの仕方は先輩アナから教わったことに加え、「形式ばった質問より、ジュンがその人に対して興味あることをまず聞いていけよな」と。その一言は今でも覚えています。番組後には「よかったよ」「あそこはこうじゃないか」とアドバイスをくれて。それもやはり毎回です。