著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ホラン千秋と新井恵理那は局アナ試験“全落ち”…タレント→キャスター“逆パターン”の強み

公開日: 更新日:

 女子アナは新人時代よりキャリアを10年ぐらい積んだ30歳を過ぎた頃のほうがスキルもアップして安定感も出る。プロ野球の中心選手に30代が多いのと似ているが、野球選手は年齢を重ねると力も落ちる。

 逆にアナウンサーは年齢とともに円熟味を増していくが、局アナは定期的な異動と直面する。実力や人気に関係なく30歳を過ぎた頃に担当番組が替わるなど、社内異動がある。局アナの誰もが悩むといわれるが、これも宿命だ。

 その結果、次に進む先を模索することになる。局アナとして会社に残る人、結婚して家庭に入る人、退社して独立を選択する人もいる。民放関係者は「局アナは新人に席を譲るために世代交代がある。席を追われた女子アナは、つくり上げた技術と人気を生かすために独立するのが近年の傾向」という。

 独立後は芸能プロに所属。フリーアナ、タレント、女優として活動するのがポピュラーだが、順調にやっていけるのは有働由美子ら一部の人。元局アナの肩書が「金看板」といわれた時代も遠い昔の話になっている。そんな時代の到来を察知していたかのように、タレントからキャスターという逆パターンの道をつくり、歩きだしているのがホラン千秋(34)だ。

 TBS系の「Nスタ」のキャスターに就任して5年。今や夕方ニュースの顔として活躍を続けている。好感度も高くバラエティー番組にも引っ張りだこの人気。

 アイルランド人の父と日本人の母の間に生まれたホランは子供の頃から始めたモデルを機に大手芸能プロに所属。高校生の時に「戦隊モノ」で女優デビュー。学業と並行しながら芸能活動をしてきた。青学大文学部英米文学科卒業後、アナウンサーを目指し全ての民放キー局を受けるも不採用に終わった。局アナに落ちたことで、芸能活動に専念。少し遠回りしながらキャスターに就いた。

「局の採用試験官に見る目がなかった」ともいえるが、合否は紙一重。時の運もある。もしホランが局アナに採用されていたら、定期異動に伴い、今のホランとは違っていたかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  1. 6

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  2. 7

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 8

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 9

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  5. 10

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  5. 5

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    ダウンタウン「サブスク配信」の打算と勝算……地上波テレビ“締め出し”からの逆転はあるか?

  3. 8

    1泊3000円! 新潟県燕市のゲーセン付き格安ホテル「公楽園」に息づく“昭和の遊び心”

  4. 9

    永野芽郁と橋本環奈…"元清純派"の2人でダメージが大きいのはどっち? 二股不倫とパワハラ&キス

  5. 10

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ