藤子不二雄A先生は亡くなったけれど、作品はいつまでも残ります
漫画家・藤子不二雄Ⓐ先生のお別れの会に行ってきた。オークラ東京の会場には、先生のおそらく等身大の人形や実際に使っていた机、その机の上には漫画を描いていたペンや鉛筆削り、色鉛筆なども、たぶん忠実に展示されていた。
私は先生とは銀座のBARでお会いすることが多かったので、もちろん「忍者ハットリくん」や「怪物くん」「プロゴルファー猿」「笑ゥせぇるすまん」などなどの大先生とはわかっていたが、プライベートでは穏やかでダンディーで、とても優しく、毎晩のように小説家・色川武大先生らとワイワイやって、本当に漫画を描いてるのか? と不思議に思ったことも。
座右の銘は「明日にのばせることを今日するな」だそうで、笑える。さぞ締め切り近くは集中して、てんてこ舞いだったに違いない。
私のような(当時)小娘も仲間に入れてくれてうれしかった。ママに「我孫子ちゃん」と呼ばれていて他の怖い作家や写真家(誰かは秘密)などが来るとママが「我孫子ちゃんの席にいってなさい」ってことで「ニンニン」と移動。楽しかった。超余談だが先生はちいママのよしこちゃんのことが好きだった。