戸田恵梨香がついに踏み込んだ! 加速するドラマ&映画界の“過剰コンプラ”に苦言の背景

公開日: 更新日:

「人気女優の実質的な突然の活動停止に、一斉に注目が集まったのです。完璧主義で職人肌の戸田さんは、現在、20代の若手女優からの人気が高く、“目標とする女優さんは?”と聞くと、よく名前の挙がる一人で、業界からの支持も高いですから」(雑誌関係者)

■クレームを恐れ、萎縮するテレビの現場

 今回の発言を受け、「引退への思い」かと書き立てたメディアもあるが、その胸中には、昨今のドラマ映画をめぐる“コンプラ至上主義”への割り切れない思いがあったのだろうか。芸能ジャーナリストの城下尊之氏はこう話す。

「“ヤクザがシートベルト”とは言い得て妙ですね。しかし、映画はまだしも、地上波のドラマでは、たばこを吸うシーンなどもほとんどなく、現場は、コンプラですっかり萎縮してしまっています。口には出せないけど、胸の内で思っている関係者は多いはずで、よくぞ言ってくれたというところでしょうか。どこに地雷があるかもわからないため、過剰にコンプラに配慮するのは、スポンサーにクレームが行き、降りられてしまうことをテレビ局が恐れているからです。“痛みも伴う笑い”など、バラエティー番組ではすっかり『悪ノリ』は影を潜めてしまいましたが、ハッキリとフィクションとうたっているドラマの世界でも、ますますこうした現象は、加速しているように見えます」

 戸田が危惧する通り、このままではますますテレビがつまらなくなってしまいかねない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか