俳優・渡辺徹さんが死去…妻・榊原郁恵さんとは“酒をめぐる口喧嘩”が交際のきっかけだった
俳優でタレントの渡辺徹さんが11月28日午後9時1分、敗血症のため都内の病院で死去した。61歳だった。
栃木県生まれ。茨城県で育ち、高校卒業後、文学座演劇研究所に合格。1981年「太陽にほえろ!」でデビュー。「ラガー」のニックネームで人気を集めた。以降、数々のドラマに出演し、歌手やクイズ番組の司会者としても活躍。
妻は歌手で女優の榊原郁恵(63)さんで、昨年11月に行われた「いい夫婦パートナー・オブ・ザ・イヤー2021記者発表会」には2人で登場した。
渡辺さんは、2008年9月23日付の日刊ゲンダイの人気コーナー<今だから語れる涙と笑いの私の酒人生>に登場した際、郁恵さんと出会った当時をこう振り返っていた。
デビュー2年目に歌手として出したセカンドシングル「約束」がチョコレートのCMソングに起用されて大ヒットしていた頃だったという。
《ホームドラマで(郁恵さんと)共演したんです。ボクは『太陽にほえろ!』の経験から、撮影の合間は飲むものだと思っていたから、それをそのまま実践していたら、榊原が怒りだすんです。仕事中にアルコールを口にするなんて不謹慎だと。こちらも言い返したんですが、そのケンカがきっかけで、付き合うようになったことを思えば酒が結んでくれた縁と言えるかもしれません》
ご冥福を祈りたい。