「どうする家康」お葉の設定は必要だった? 今期ドラマで急に増えた“雑な同性愛描写”への違和感
LGBT法案こと「LGBT理解増進法案」の今国会提出に向けた準備が着々と進む中、今期ドラマでは同性愛描写が目立った。
例えば、13日放送のNHK大河ドラマ「どうする家康」10話に登場した、家康最初の側室「お葉」の描写が賛否両論を巻き起こした。家康と正妻・瀬名の間に子が少ないことを心配した家康の母・於大が、側室を置くことを提案し、瀬名も家康の側室選びに前向きに参加。側室オーディションが開かれたが、瀬名や於大のお眼鏡に叶う側室候補は見つからず、結果的に無愛想だが、よく働き、突進してくる猪をなたで一気に仕留める逞しいお葉(演:北香那)が選ばれる。
家康との初夜の前、瀬名がお葉に、家康の喜ばせ方を教え、それに於大が「おえっ…」と素直なリアクションを見せるなど、コメディ色の強い回となった。ただ、それよりもお葉が、実は同性愛者で、城勤めをしている侍女・美代を愛したため、側室務めを終わりにして欲しいと家康に告白するシーンが大きな話題を集めた。
ネットでは《LGBTの考え方を強制されているようでどん引きでした》《北川悦吏子のドラマでも、同性愛告白のシーンあったけど、多様性を流行りのように入れられても、違和感しかない》《今回の話、必要だったかな。流石に途中から自分は何を見せられてるんだろうと思ってしまった》と、雑な同性愛描写に違和感を抱く声が、多く見られた。