赤楚衛二ドラマ出ずっぱりで描くサクセスロード 田中圭のスタイル踏襲で大ブレーク目前
■田中圭のスタイルを踏襲
所属事務所は小栗旬(40)や綾野剛(41)、田中圭(38)が所属する「トライストーン・エンタテイメント」。田中圭は2006年あたりからドラマ、映画と同時進行撮影が続き、2016年にドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)で爆発的にヒット。2度のシリーズ化、映画化され、田中はバラエティーや番組MCなど活動の場を広げている。
この田中のスタイルを踏襲しているのが赤楚だ。2020年に放送された単独初主演ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京系=略称・チェリまほ)で注目された。物語は、童貞のまま30歳を迎えた赤楚演じる安達清が、同期のイケメンの心が読める魔法を手に入れ、恋心を抱かれるという“おっさんずラブ”的ライトBL要素を含んだ内容である。同ドラマは2020年12月度のギャラクシー賞月間賞を受賞、昨年4月に映画化されている。
同作で赤楚を取材したというエンタメライターの伊藤雅奈子氏は、真摯な姿勢に好感を抱いたという。
「実際にお会いすると芯の強さを感じました。1つの質問に熟考して、伝えたい気持ちにフィットする言葉を選んでいるようでした。父親が名古屋学院大学学長で言語学者の赤楚治之氏だということも報じられていただけに、言葉のチョイスはとても丁寧なのかもしれません。また言葉だけでなく、芝居に対する姿勢も真面目。朝ドラで半年にわたって演じた“癒やしの貴司くん”から月9で豹変したのも意外性があり、今後の活躍が楽しみです」
息の長い役者を育てる術に長けているトライストーン。赤楚もトライストーンのサクセスロードを歩んでいること間違いない。