「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」興行収入65億円を突破! 人気の秘密は期待を裏切らない“安心感”
全世界での累計興行収入1500億円を突破して話題の「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」。日本でもGW期間中2週連続1位で、467万人を動員、興行収入65億円を突破(7日時点)と好調だ。アメリカ製作ながら、マリオの生みの親・宮本茂氏が日本版にもこだわりをもって製作したというので、吹き替え版を選択し、遅ればせながら、週末の新宿でリサーチしてきた。
字幕・吹き替え版の両方で1時間ごとに上映しているのにもかかわらず、午後帯はほぼ満席。体感型の4DXシアターが先に埋まっているのは、ゲームならではだろう。
吹き替え版なのでファミリー層が多いかと思いきやカップルや男友達と連れ立って来る10代から20代がメイン、おひとりさまの20代男子も多かった。スクリーンでは3Dアニメ化されたマリオがピーチ姫と共に強敵クッパを倒す。土管でワープ、ハテナブロックにジャンプするとキノコがゲットできたり、キノコを食べると“スーパーマリオ”に変身するなど、新たな登場人物、新たなルールが追加することなく、ゲーム通り。BGMもゲーム音楽で耳馴染みがある。挿入歌に80年代にはやったa-haの「テイク・オン・ミー」を選曲するあたりもマリオが誕生した時代に合わせており、親世代には懐かしいところである。