キムタク「教場0」がお巡りさんから総スカン! 交番勤務を見下した指導官の決めゼリフ

公開日: 更新日:

 交番勤務ということでは、「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)という楽しいドラマがある。ハコ(交番)に詰めている(勤務している)警察官たちの苦労や働きがい、失敗や手柄をコミカルに描いた傑作で、「大変だなあ。ご苦労さま」というリスペクトがあった。「教場0」にはそれがない。

■警察関係者が問題視する表現

 警察関係者が問題視している風間のセリフはまだある。容疑者を自白に追い込むことを、「犯人を仕留める」という言い方をするのだ。しかし、警察の取り調べ段階では、逮捕していても、あくまで被疑者であって犯人ではない。

「取り調べの可視化が言われる時代に、被疑者を狩猟の獲物のように“仕留める”なんて言う感覚では、警察・検察内部でも人権軽視と問題になるでしょう。自白を強要するかのようなこんな刑事の調書では、公判で証拠能力が問われます。ドラマとはいえ、あまりにも実態とかけ離れていて、嫌な思いをしているのは、交番勤務のお巡りさんだけでなく、当の刑事指導官たちもそうなんじゃないかな」(ヤメ検弁護士)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された