(11)昨日と今日と明日の区別がつかないような毎日はつまらない!

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「大げさなことじゃないんですが、私が毎日考えていることがあるんです。それは“明日は何をしようかな”っていうこと。いくつになっても愉快な人生を過ごそうと思ったら、それって結構大切なことだと思いますよ。昨日と今日と明日の区別がつかないような毎日って、生きている意味がないとまではいわないけれど、本当につまらないでしょ」

 とくに高齢者の場合はそうなりがちだといいながら、中尾さんはつづける。

「私の場合、食生活とか公園での運動、ジム通い、あるいは趣味とか、ある程度のサイクルというかルーティンでこなすことも多い。でも、それ以外のことも含めて毎日がまったく同じだったら、そりゃ、つまらないですよ。それって、もしその人が日記をつける習慣のある人だったら、日記のどこのページを広げても同じことが書いてあるような人生ということになりますからね。

 もちろん、長生きすること自体に価値がないとは思いませんが、せっかく長生きさせてもらっているんだから、今日は初対面の人と意気投合したとか、初めてこんなことをやったとか、なんとなく疑問に感じていたことの答えを見つけたとか、いつもと違うことを日記に書いたり、家族や知り合いに話したりできたほうが楽しいにきまってる。もっとも、イヤなこともないわけじゃないけれど、“無風の毎日”よりはいいんじゃないかしら」 

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