ジュリー社長退任でも“NHK紅白ジャニーズ枠”は減らず? タレント流出危機もTV局は癒着継続
「ジャニーさんの性加害問題をNHKや民放各局も形式的に報じていますが、いずれも、今年3月放送の英公共放送BBCのドキュメンタリー番組や、今回の再発防止特別チームの記者会見をきっかけに右向け右でならったもの。性加害問題を長年報じてこなかった多くのメディアは、少年たちへの性被害に加担した側と認定されたのも同然でしょう。本来ならジャニーズとの癒着関係を総括すべき立場にあるはずです」と話すベテラン芸能ライターはこう続ける。
■ジャニーズの危機に芸能界のドンが動いた?
「しかし、のど元過ぎれば熱さ忘れるで、ドラマやバラエティーで数字が取れるタレントがいる限り、従来通りジャニーズ事務所との関係が変わることはないでしょう」
こうした中、長年ジャニーズのグループをメインパーソナリティーに起用してきた日本テレビ系の「24時間テレビ 愛は地球を救う」に対する風向きが今年は違った。
「一連の性加害報道の影響から、放送前から『24時間テレビ』には抗議が殺到。再発防止特別チームが提言書をジャニーズ事務所に提出して、記者会見を開いたのが24時間テレビの終了2日後のこと。再発防止特別チームの24時間テレビへの忖度が囁かれましたが、その甲斐空しく世帯平均視聴率は11.3%と低迷し、メインパーソナリティーのなにわ男子はジャニーズ歴代最低視聴率を記録しました」(週刊誌記者)