ジュリー社長退任でも“NHK紅白ジャニーズ枠”は減らず? タレント流出危機もTV局は癒着継続

公開日: 更新日:

「少年に対する性加害は紛れもない事実」

 29日、外部専門家による再発防止特別チームが、ジャニーズ事務所創業者の故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害を認定。さらに、長年にわたりジャニー氏の性加害が隠避されてきた原因として、ジャニー氏の実姉、故・メリー喜多川氏(享年93)と大手メディアの癒着関係を指摘している。

 今回大きな変化の一つが、同チームから提言を受けて明らかになった、事務所トップの藤島ジュリー景子代表取締役社長の退任だろう。

「ジュリー社長の退任で性加害問題の幕引きを図ろうとしているが、藤島家がジャニーズ事務所のオーナーである以上、経営支配はそのままです。ジュリー社長は退任後、院政を敷くでしょうから、これで何かが大きく変わることはないでしょう」(大手芸能プロダクション幹部)

 再発防止特別チームは提言の中で、「喜多川氏による性加害は、1970年代前半には芸能界関係者に広く知られていたと思われるが、テレビ局をはじめとするマスメディア側は、喜多川氏の性加害を報道すると、同事務所のタレントを自社の番組等に出演させることができなくなるとの危惧から報道を控えていた状況があったのではないかと考えられる」と、“マスメディアの沈黙”を報告している。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 2

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  3. 3

    木村拓哉は《SMAPで一番まとも》中居正広の大炎上と年末年始特番での好印象で評価逆転

  4. 4

    中居謝罪も“アテンド疑惑”フジテレビに苦情殺到…「会見すべき」視聴者の声に同社の回答は?

  5. 5

    中居正広9000万円女性トラブル“上納疑惑”否定できず…視聴者を置き去りにするフジテレビの大罪

  1. 6

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  2. 7

    フジテレビは中居正広で“緊急事態”に…清野菜名“月9”初主演作はNHKのノンフィクション番組が「渡りに船」になりそう

  3. 8

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  4. 9

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース