プロ・ボディーボーダーでグラドル白波瀬海来さんが振り返る「一日警察署長」エピソード
グラドルになったきっかけは「美少女図鑑」ベスト4
芸能活動のきっかけは11歳の時、はやっていたフリーペーパーの「美少女図鑑」で全国ベスト4に選ばれたこと。それをきっかけにスカウトされて16歳から始めました。ボディーボードと両立できるよう相談しながらやらせてもらっています。
ボディーボードをいつも練習しているのは千葉の一宮海岸です。4年前に人命救助したことがあるのが、その海岸でした。
練習中、私が波に乗ってると「助けて!」と声が聞こえ、「どうしたんだ?」と波乗りをやめ、溺れてる男性サーファーを見つけたんです。その方はサーフボードがなくて。その日は波は大きくなかったけど、潮の流れが結構速くて、波にのまれて沖の方に流されていたんです。
近づくと、海水を飲んで青ざめて震えてましたから、リーシュ(命綱)を腕に絡め、ボードに乗ってもらい、私は泳いで岸まで連れて行きました。
後日、表彰していただき、それがきっかけで一日警察署長を務めさせていただきました(笑)。ありがたいことです。
■一番デカイ波と格闘したモルディブの世界大会
もう1枚はモルディブでの世界戦の時。秘蔵と呼ぶには最近なのですが、なぜこの写真かというと私が経験したことのない、世界で一番デカイ波だったから。
もう建物の3階くらいの高さの波がやってくるみたいなイメージ。波の高さと、波が割れた瞬間の地響きの大きさで、乗る前は恐怖でいっぱいでした。
実際、波に乗ると、波の量とか水圧が日本の海と全然違う! 成績は17番。その大会で波の大きさと、世界トップレベルの選手を目の当たりにしましたね。
でも、「いつか勝てる!」とも思えたんですよ。大きな波に慣れて、メンタルを強くすれば勝てるレベルにいると感じられたので、収穫のある大会でした。日本にいるだけではレベルアップしないですし、来年は世界を回って上達したい。
■ケガなく二刀流を続けたい
今のところ、グラビアモデルとの両立はできていますが、怖いのはケガですね。ボディーボードは切り傷より骨折のほうが多いんです。サーフィンだとサーフボードの端で切ったりしますが、ボディーボードのボードはスポンジで上に腹ばいになりますから、波とともに体ごと着地するので骨折しやすいんです。
だから、肌は無傷で見た目は奇麗でも、体の中は骨折したり打撲していたりして……。幸い、骨折の痛みを我慢しながらグラビアやDVDの撮影をしたことはないので、今後もケガなく両立を続けたいです。
来年は世界戦に7つ出たいです。ボディーボードは自然が相手だから、そこが難しく、楽しいところ。各国の選手と言葉が通じなくても波乗りで楽しくコミュニケーションがとれるので「いいスポーツだな」とモルディブで感じました。ボディーボードは一生やっていくつもりです!
(聞き手=松野大介)
♡白波瀬海来(しらはせ・かいら) 1997年9月、千葉県出身。グラビア、女優、ボディーボーダーとして活躍。ユーチューブチャンネル「KYRAオフィシャル」配信中。
▽8作目のDVD「Sweet Black Angel」(ラインコミュニケーションズ)発売中