ジャニーズ2度目記者会見「ジュリー氏は説明責任を果たしていない」危機管理の専門家バッサリ
メディア等による継続的監視が必要
会見の終盤、質疑応答が紛糾したのは、ジュリー氏の欠席により“臭いモノにフタ”をして、過去への追及を避けたことにも一因がある。
一方、企業の危機管理の立場から、被害者の補償と救済専門の会社となった「SMILE-UP.」社と公募によって社名が決まる新会社についての問題点について白井氏はこう続ける。
「組織変更と新経営陣の意識改革のコミットメントが明確にされたことで、やっと再生を行うためのスタートをきれたと認識しているが、一方で現行の会社及び新会社においてシニアマネジメント(社長や副社長)に外部の取締役が登用されなかったことや、今後行っていく事業再生業務の監査態勢(有効性検証と評価)について一切コメントがなかった点は、不安点を残し、今後もメディア等による継続的監視が必要との認識が残りました」
結局、被害者救済も新会社の運営も、東山紀之社長と井ノ原快彦副社長による身内の元タレント経営者(井ノ原は現役と兼任)によるものでは、しっかり運営できるのかファンならずとも不満も不安も残ったままだ。