ジャニーズ性加害で過熱する補償問題…「当事者の会」には“カネ目当て”の誹謗中傷、新会社で得る利益の行方
看板を下ろしても、性加害問題の解決はここからが始まりだ。ジャニーズ事務所の最後の日となった10月16日、元Jr.ら被害者でつくる「当事者の会」は「最後の要請書」を公式HPに掲載した。そこでは、補償について「『法を超えて』を前提とすると言いながら、元裁判官による金額算定が印象付けられるこのような体裁で窓口サイトを立ち上げた」と指摘。
先日連発した声明で旧ジャニーズは「被害者でない可能性が高い方々が、本当の被害者の方々の証言を使って虚偽の話をされているケースが複数ある」と主張、メディアが報道する際にも「十分な検証」をと訴えた。これに対して、当事者の会サイドは所属していたかどうかの区別をなくし、そうした記録のない未所属扱いの被害者も補償対象にするよう要望したのだ。
「被害に遭った自分は補償対象とされるのかどうか、不安にかられ、さらに落胆したメッセージが多く寄せられており、可視化されていない『ジャニーズ外の被害者たち』も無数に存在している」と指摘したが当然だろう。
実際、オーディションに呼ばれた日にジャニー氏の毒牙にかけられ、それで事務所に入らなかったというケースが多々あるのだそうだ。