BUCK-TICK櫻井敦司さん脳幹出血で死去 前身バンドでのドラムからボーカリスト転向秘話
ビジュアル系バンドの祖として知られ、80年代後半のブームの一翼を担った「BUCK-TICK」のボーカリスト、櫻井敦司さん急死のニュースにファンや関係者が絶句している。ファンクラブ向けライブのステージで倒れ、救急搬送されたまま、脳幹出血で帰らぬ人となってしまったというのである。57歳だった。
「櫻井さんがファンであると公言しリスペクトしていたボーカリストの先輩ISSAY(イッセイ)さんが今夏、急死したんです。事故だったのですが、突然の訃報にファンや関係者、そして櫻井さんも悲嘆に暮れていた。その直後、今度は彼が続くなんて信じられず言葉を失っています。酒は飲むがたばこは吸わず、体調不良という話もなかったのに」と、日本のバンドシーンに詳しい音楽プロデューサーは言う。
最期となってしまったステージでは、1曲目を歌い終えたところでふらつき、転倒。それでも3曲目まで歌ったが、スタッフを呼んで肩を借りて舞台袖に消えたそうだ。
「少女漫画から抜け出してきたようなルックス、耽美的な世界観で人気を得て、BOØWYなどと同じ群馬出身であることから『群馬3B』と呼ばれた。こうしたバンドは、売れると分裂や解散となるケースが多いのですが、彼らはデビュー35年を過ぎた今年までメンバー変更なく、活動していました」(前出の音楽プロデューサー)