苦節の悲壮感を漂わせず迎えたサルゴリラ児玉智洋の「最高の1日」
「これ、新しい方法だと思うんです。売れてない芸人におすすめなんですけど、20年我慢する」
(児玉智洋/フジテレビ系「ワイドナショー」10月29日放送)
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今年の「キングオブコント」(TBS系)で歴代最高得点を更新し、優勝したサルゴリラの2人。芸歴20年を数える児玉智洋(43)と赤羽健壱(44)は4歳の頃に出会い、40年もの間、苦楽を共にしてきた。長い芸歴ゆえ、どのテレビの現場に行っても友達だらけで、やりやすいという現状を児玉が飄々と語った一言が今週の言葉だ。すかさず赤羽が「無理だよ!」とツッコんで笑わせた。
2人はいわばエリートだった。吉本の養成所・東京NSCにライス、囲碁将棋、しずる、ハリセンボンらがいた9期生として入学。滝野元気と「ガッチャ」というトリオを結成し、この期の首席として卒業した。やがて滝野と別れると、のちに「家事えもん」としてブレークする松橋周太呂と「ジューシーズ」を結成。パンサー、ジャングルポケットと共に、早くからレギュラー番組「333 トリオさん」(テレビ朝日系)を持っていた。