“独身の美魔女レスラー”井上貴子「プロレスの可能性をもっと広げたい」 35周年イベントに抱負

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 女子プロレスラーの井上貴子(54)が21日、自身の35周年記念イベントを開催する。ヌード写真集を出版するなどアイドルレスラーとして活躍。今もレスラーを続ける矜持を語った。

 ◇  ◇  ◇

 ――18歳で全日本女子プロレス興業(通称・全女)の門をたたいて、35年が過ぎた。

「自分でもこんなに長くやるとは思ってなかったです。入ってすぐに『私には無理!』と思うほど厳しくて、二十歳ぐらいで辞めようと思ったけど、そんな余裕もないほど忙しくなって。同時期に受けたオーディションに落ちた友達がたくさんいたから、あの人たちの夢も背負って頑張ろうと思ったんです」

 ――10月に同期の井上京子(54)とW.W.W.Dタッグ王座を獲得。同一パートナーによるタッグベルト戴冠は20年ぶりで、女子プロ初の記録だ。

「京子から年始に『ディアナのタイトルを狙ってみない?』と言われたとき、右ひざに不安があったので、即答できなかったんです。でも、膝まわりの筋肉を鍛えて、持久力アップのトレーニングを地道に続けていたら、その姿を見ていた神取(忍)さんから、『そんなにやる気があるんだったら、35周年記念イベントをやったら?』と提案されて、今回のイベントがバタバタ~ッと決まった。ベルトという冠を載せて35周年を迎えられるのは、うれしいですね」

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