「男たちの旅路」や「ふぞろいの林檎たち」など数々の名作テレビドラマを手がけた脚本家の山田太一さんが29日、川崎市内の施設で老衰のため亡くなった。89歳。遺族が明らかにした。
葬儀は、本人の希望により家族のみで執り行う予定。お別れの会などを開催する予定は、現時点ではないという。
1934年、東京に生まれ、早稲田大学卒業後に松竹大船撮影所に入所。木下恵介監督に師事し、65年に退社してフリーのテレビドラマ脚本家に。「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「獅子の時代」「早春スケッチブック」「ふぞろいの林檎たち」などの話題作で数多くの賞を受賞した。