有吉弘行はいまや「令和のテレビ王」 今年は紅白初司会、人気高止まりで無双状態は越年確実
来年2月15日には、東京・有明アリーナで音楽イベント「有吉の壁 BREAK ARTIST LIVE THE FIRST」を開催。「有吉の壁」から誕生した芸人アーティストによる音楽祭りで、21年に日本武道館、22年に神奈川・ぴあアリーナMMで成功させている。3回目にしてようやく有吉本人が出演。声出し応援が初めてOKとなる。
同番組は、霜降り明星やEXIT、ミキや四千頭身といった“お笑い第7世代”の台頭によって行き場を失い、さらにコロナで仕事が激減した中堅芸人たちを救済すべく、20年4月にレギュラースタート。コロナ禍で番組制作が不可能だったことを逆手にとって、リモートを利用した“秒で笑い”という新たな方法を生み出した。とにかく明るい安村(41)やジャングルポケット、パンサーやさらば青春の光ほか多くの中堅芸人は、この番組で再ブレークのチャンスをつかんだ。
「ミュージックフェス」と「BREAK ARTIST LIVE」は音楽が前面に出ているが、根底にあるのは笑い。いずれも、有吉は後方支援の立場で一歩引いている。これは本人の意向が反映されていると、エンタメライターの伊藤雅奈子氏は分析する。