センチネルが太田プロお笑いライブ「月笑CS」初の年間王者に!番狂わせナゼ?
事務所の先輩芸人から「平場が強い」と称賛されていたものの、賞レースでは初タイトル。今回の結果を受け、大誠は「お客さまの応援ムードに助けられた」「これを皮切りに、いろんな賞レースで結果を残せるように頑張りたい」と襟を正した。
■ホームだけど油断できない
ここ数年、太田プロの若手は層が厚くなっている。「月笑」で言えば、漫画チックなコントを披露するトリオの「サルベース」が今年7月、9月に連覇。また、結成3年目で今年の「ツギクル芸人グランプリ」ファイナリストになった「群青団地」も好成績を残した。
逆に、昨年のツギクル芸人グランプリで優勝した漫才コンビのストレッチーズがG2(「月笑」にはG1とG2、その下の「Jr.ライブ」にはG3~G6のランクがある)に転落したりもする。ホームでありながら少しも油断できないのが筆者が抱く「月笑」のイメージだ。
芸人同士も良い意味で刺激し合っている。クライマックスシリーズの前日、大誠は親しい先輩のさすらいラビー・中田和伸から「センチネルには勝てると思う」と言われ複雑な思いを抱いたようだが、当日の対決で勝利し「『ざまあみろ!』と思いました」と笑い、胸を張った。こうした関係性が若手のネタの強さにつながっているのだろう。