中島みゆきが4年ぶりコンサート 「生きること=歌うこと」の歌姫は71歳でも衰え知らず

公開日: 更新日:

 そう中島を知る音楽ライターは振り返る。

「その後、みゆきさんは都内の高級住宅街で弟夫婦とその子ども2人と同居、犬の散歩をしたり、コンビニへ買い物に行く姿を近隣住民に見かけられていると報じられています」

 猛暑だった2022年8月には、渋谷でキャリーバッグを引いているところをキャッチされた。そして直撃取材で引退説を向けられたが「アハハハ! 私もいい年ですからねぇ」と一笑に付し、「不安な世の中ですけどお元気で。ぜひ、ライブでお会いしたいですね!」と元気に歩き去ったそうだ。

■全16公演、約6万5000人を動員予定

 今回のツアーは東京と大阪で5月末まで全16公演のスケジュール。約6万5000人を動員予定という。ファンクラブの会報などでは、気持ちの変化にあった、新しいライブを考えているとあったらしい。

「もともと、生きることと歌うことがリンクしていると言いますか、イコールに近い歌姫ですから、引退うんぬんの発想自体がないのかもしれませんね」(同前)

 1970年代から2020年代まで、6つの時代にわたって第一線で走り続けている中島みゆき。その歌は世代を超えて響き、震災に見舞われた能登でも、人々を励ましている。名曲「ファイト」のようなエールはこの混沌、不安の現在、ますます求められているのではないか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  2. 7

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  3. 8

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  4. 9

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  5. 10

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が