裁判で被害女性特定を要求した松本人志の復活はイバラの道…「水ダウ」の“予算無し”テロップも話題

公開日: 更新日:

 複数の女性に性行為を強要したと報じた「週刊文春」の発行元の文藝春秋と同誌編集長を相手取り、ダウンタウン松本人志(60)が5億5000万円の損害賠償などを求めた第1回口頭弁論が3月28日、東京地裁で開かれた。松本側が被害を訴えたA子さん、B子さんの名前や住所、生年月日、携帯電話番号、LINEアカウントのほか、容姿の分かる写真などの提出を求めたことに驚きが広がった。

「A子さん、B子さんが誰かわからなければ記事内容を認否できないため」という旨の要求だが、この要求に対し文春側の代理人を務める喜田村洋一弁護士は、「考えられるとすれば、そのころ六本木のホテルで同じようなことをたくさんやっていた。(だから)誰がAさん、Bさんだかわからない。だから明らかにしたいというなら(松本側の主張も)わからないでもない」と推察している。

 この流れだと、松本側が仮に勝訴し、性加害を行なっていないと主張する松本の名誉は守られても、裁判の過程で松本のイメージがさらに悪化する事実が明らかになってしまう可能性も出てくる。そうなればスポンサーの不信感は拭いきれず、テレビ復帰も厳しいものになるのではないか、という見る向きもある。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…