NHK「新プロジェクトX」18年ぶり復活で男性救済?「光る君へ」「虎に翼」とも強い女性の物語

公開日: 更新日:

「中島みゆきの『地上の星』が流れた時、ワクワクしましたね。そこに田口トモロヲの語り。18年のブランクなどすっ飛んでしまうほど紛れもない『プロジェクトX』。競うように作業していた3組が花見で酒を酌み交わし、交流を広めたというエピソードなど飲みニケーションの典型。旧世代には技術的なことよりもこういうエピソードがグッときたのではないでしょうか」(TVウオッチャー)

 それにしても、なぜNHKは18年も前の番組を復活させたのか。考えてみれば朝ドラ「虎に翼」も大河「光る君へ」もどちらも女性が主人公。強い女性たちの物語になっている。朝ドラはともかく、大河でも男は居場所がなくなった。「新プロジェクトX」はそんな男たちにとっての救済番組ではないか。

「男たちの奮闘ぶりを見て元気を出してほしいという、女性優遇が甚だしいNHKのせめてものおわびではないかと思います」(同)

 中島みゆきの「地上の星」を聴いただけで明日への活力が出る人もいるに違いないし。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 3

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 4

    “路チュー”に続き所属タレントの書籍予約トラブル…STARTO社福田淳社長は「自分ファースト」!?

  5. 5

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  1. 6

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 7

    プーチンだけが丸儲け…米国&ウクライナ会談決裂にニンマリのロシアが描く青写真と警戒心

  3. 8

    注目される日銀の出口政策…次は時価約74兆円のETF(上場投資信託)の出番だ

  4. 9

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉

  5. 10

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?