新NHK朝ドラ「虎に翼」気になる3つのジンクス…「らんまん」「ブギウギ」の好調を引き継げるか
昭和のスター笠置シズ子の半生を描いたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」は、世帯視聴率こそ15%台とパッとしなかったが、主演の趣里の明るい歌と踊りでNHKもびっくりの盛り上がりとなった。続く「虎に翼」は、日本で女性初の弁護士や裁判所長になった三淵嘉子がモデル。主人公・猪爪寅子を演じる伊藤沙莉の演技力は折り紙付きで、「ひよっこ」の米屋の娘役以来の朝ドラ出演となる。
“虎に翼”は中国歴史書のことわざで、強いものがいよいよ勢いづく意味という。
寅子(愛称トラコ)は法律という翼を得て、男性支配の固陋な法曹界に敢然と立ち向かい、女性たちの新たな道を切り開いていく。奮闘するヒロインは朝ドラの定番テーマだが、「らんまん」「ブギウギ」と続いた好調を引き継げるか。
ヒットする朝ドラには、いくつかの共通点がある。よくいわれるのが、タイトルに「ん」があると人気になるというもの。「おしん」や「おはなはん」の大ヒットから生まれた伝説で、なるほど「あまちゃん」「らんまん」もそうだ。でも、好評だった「エール」や「あさが来た」、いや「ブギウギ」も「ん」はない。逆に、「ちむどんどん」は「ん」が2つもついて大コケした。「虎に翼」に「ん」はないが、「ん」のジンクスは当てにならない。