NHK朝ドラ「虎に翼」の好調を支えているのは、伊藤沙莉の確かな演技力なのだ
ビデオリサーチ社調べの週間視聴率ベスト20が毎週更新される。4月22日から28日までを見ると、テレビ朝日がサッカーアジアカップを入れて8本ランクインでトップ。続いてNHKの5本、日本テレビ4本、TBS3本。独自路線を貫くテレビ東京はともかく、フジテレビは今や定位置になったランク外。最近はフジの問題点を指摘する声も少なくなり、見放されてきた感もある。
上位に入った番組を改めて検証すると、2位の「ポツンと一軒家」、8位の「ザワつく!金曜日」、日テレの「オモウマい店」と独創的なバラエティーが好調。芸人を集めただけの似たようなトーク番組とは一味違う点が人気の秘訣だ。大健闘なのは15位の「羽鳥慎一モーニングショー」。コンスタントに2桁を取り続けている。独自目線のネタと本質を突くパネリストのトーク力で、もはや敵なし。
ドラマでは予想通り木村拓哉の「Believe」と長谷川博己の「アンチヒーロー」がランクインして競っている。現在1ポイント木村が上をいくが、最終的にどちらに軍配が上がるかも興味深い。
ベスト20入りの常連、NHKの大河ドラマ「光る君へ」はギリギリ2桁を維持しているが、大河にしては物足りない数字である。