岡部は和歌山県出身。高校卒業後、建設会社で働くなどフリーター生活を経て劇団「東京乾電池」に入り芝居を学んだ。舞台からテレビにも進出。大河に5本出演するなど貴重な脇役で活躍の場を広げたが、ブレークの兆しは2年前に出演した長澤まさみ主演の「エルピス-希望、あるいは災い-」だった。岡部は熱血漢のテレビ局プロデューサー役で迫真の演技を見せた。皮肉なことに低迷するフジがブレークのお膳立て。続いてテレ朝の「ハヤブサ消防団」でも存在感を示し、後を引き継いだNHKで一気に開花したという流れ。伊藤と岡部の苦労人俳優が親子役で初タッグを組み、好調、朝ドラを支えている。