街裏ぴんく、芸人として苦節20年…R-1を制した唯一無二“虚無漫談”の裏側に迫る【特別インタ前編】
3月に行われた「R-1グランプリ2024」で優勝。唯一無二の“虚構漫談”が、苦節20年にしてようやく日の目を見た。一般には理解されなかった芸で、どのようにしてチャンピオンになったのか、虚構の世界の裏側に迫る。
──まずは、優勝おめでとうございます。日刊ゲンダイにご登場いただくのは初めてですね。
取材してもらうのは初めてなんですけど日刊ゲンダイさん、いや、ゲンさんのことは前から一方的に大好きなんですよ。付き合って下さいよ! ゲンさんって「ゲンダイまるみサワー」っていうオリジナルのぶどう酎ハイ出してはるじゃないですか。毎日飲んでますよ。でも、特定のセスナの機内でしか買えないなんてひどいですよ! あんなにおいしいのに!
──挨拶代わりのハードな虚構、ありがとうございます。“嘘”メディアだと思われてしまったら大変なので、架空はここまででお願いします(笑)。
嘘仲間やったらうれしかったのに(笑)。でも、何かを伝えることってホンマに難しいですよね。昔、ライブのアンケートに「信じていたのに!」と書かれて最低点を付けられたことがあって。純粋に笑ってほしいという気持ちすら伝わらなかったんですよ。