引っ張りダコの大泉洋が象徴「タレントは好感度が命」 彼こそ「マルチ」と呼ぶにふさわしい
「この人、歌手だったの」「昔、主演する俳優だったんだ」と認識を改める若者も少なくない。
しかし、大泉は「マルチ」と呼ぶにふさわしい。映画ではコメディーからシリアスまで主演を張る。ドラマでは大河から民放まで役の幅も広い。バラエティーに出れば、芸人に負けず劣らずのしゃべりと、リアクションでお株を奪う。
司会も器用にこなす。3年連続で「紅白」の司会を務めたのも、類いまれなアナウンススキルをNHKが買ったのだろう。
元NHKアナの有働由美子が春から初の音楽番組の司会をしているが苦戦続き。正統派過ぎて面白みに欠けている。対照的に大泉の「SONGS」の司会は相手の懐に入っていく話術と面白さがある。
各ジャンルで存在感を示す大泉。本人は「どれも中途半端」とインタビューで語っているが、テレビ界の地図を確実に塗り替えている。