キンタロー。だけが脱出に成功…日テレ「変顔スパイ」は“原始的な遊び×テクノロジー”が生んだ
顔認証カメラをあざむき敵アジトから脱出する単発の特番「変顔スパイ」(日本テレビ=7月21日放送)が面白かった。
同番組の顔認証には、日本テレビが開発した最新のAIシステムを活用。重要な機密データを盗むべくある施設に潜入した6人の顔が敵組織にバレてしまい、顔認証の網の目をかいくぐっての脱出を余儀なくされたというゲーム設定だ。
変顔で「一致度65%以下」をキープし、さまざまな仕掛けに立ち向かうチャレンジャーは、パンサー・尾形貴弘、ロッチ・中岡創一、キンタロー。、松本明子に加え、ダンス&ボーカルグループ「MAZZEL」のSEITO、“究極の美人声優”の結那。その勇姿を見守るのがMCのバカリズムだ。
ゲームは早い段階で体を張った芸風の尾形と中岡が脱落し、そのほかの4人が健闘する意外な展開を見せた。
ほふく前進や横歩きで進むコース、音声が感知された時点で突如顔認証が発動するコース、2人1組で相手に記号を伝え爆弾解除に挑むコースと仕掛けもバラエティーに富んでいる。最後の関門、触れると電流が流れるパネルの間に変顔を通してゴールを目指す「ビリビリスライダー」もバカバカしさと難易度の高さが相まって見応えがあった。