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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

芸能人に定年はないが、高齢と共に失言が増えれば「引退」コールが高まる

公開日: 更新日:

 いしだあゆみのように「ブルー・ライト・ヨコハマ」の大ヒット曲を出しながら女優に転身し、成功を収めたケースもある。女優にはこのパターンが多い。広末涼子内田有紀もそうだった。

 和田は歌手とタレントの二刀流を選んだ。福山雅治のように歌手と俳優を両立している人もいるが女性は少ない。二刀流を続けた和田も、次第にタレント人気が勝りバラエティーの顔になった。

 歌番組に出る機会も減っていった2016年、「紅白」に落選。キリのいい40回出場はかなわなかった。

「自ら『卒業』宣言する歌手が増えていたなか、和田はホリプロの力で落ちるはずがないと思っていただけに、落胆は大きかった」(音楽関係者)

 想定外の落選に和田は「もう紅白は見ない」と怒りを爆発させた。「大人げない」とヒンシュクを買い、歌手のイメージはダウン。タレント業に軸足を移しテレビ・ラジオだけでなく、芸能界の「ご意見番」としても存在感を増した。

 私生活ではお酒にまつわるエピソードが後輩たちから喧伝され、「女ボス」として芸能界に君臨。

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