地上波ドラマ業界は低迷中だが…NHK大河と朝ドラ、TBS日曜劇場が“別格”になった理由
ドラマ全盛期だった昭和。2時間ドラマや“月9”など人気作品が多く生まれ、視聴率30%超えも当たり前だった。
平成・令和と時代は移り、近年はNetflixなど配信映画が台頭。ドラマはモロに影響を受け、最近は低視聴率争いが話題になるほどだ。夏ドラマでもHey!Say!JUMPの山田涼介主演「ビリオン×スクール」はゴールデンタイムで2%台を出す回も出るなど惨敗。テレビ関係者は「見逃し配信で見る人がいるとはいえ、リアルタイムの視聴率が低ければ、ショックを受けるのは主演俳優。自信もなくすし、“次の仕事は来ないのでは”と不安になるもの。局側も山田の主演を考え直す必要がある」という。
全体的に低迷するドラマ界にあって、NHKの「大河」と「朝ドラ」は別格だ。俳優を供給する芸能プロ側にも変化が起き始めているという。
「昔の映画界では黒沢明監督作品に出ることが俳優の目標でしたが、今のドラマ界では大河・朝ドラに出ることが目標のひとつ。脇でも足跡を残すことで俳優としての将来が約束されるほど価値がある」(芸能関係者)