伝説のプロデューサー康芳夫さん死去…アリvs猪木、オリバー君など奇想天外な企画次々と

公開日: 更新日:

ネッシー探検隊、オリバー君、アリ対猪木…

 伝説の“”呼び屋でプロデューサーの康芳夫氏が12月2日午前4時45分、入院先の群馬県高崎市内の病院で老衰のため死去した。87歳。葬儀は近親者のみで行う(喪主は長男の誠さん)。後日、お別れの会を開く予定。

 破天荒という言葉が相応しい生涯だった。1937年、東京生まれ。私立海城高校を経て東大卒業後、世界的プロモーターとして活躍。トム・ジョーンズ来日公演、国際ネッシー探検隊(石原慎太郎総隊長)、チンパンジーと人間の「中間種」という触れ込みのオリバー君招聘、アントニオ猪木対モハメド・アリ、ロス五輪独占放送契約(未遂)など奇想天外な企画の数々で世間をアッと驚かせた。出版では戦後最大の奇書「家畜人ヤプー」をプロデュース。実業家ならぬ「虚業家」を自称した。

■「人生は退屈しのぎにすぎない」

 また晩年は俳優としても活動。2014年公開の映画「渇き。」(中島哲也監督)では小松菜奈の愛人役の広域暴力団組長役で出演。16年には松田翔太主演のドラマ「ディアスポリス-異邦警察-」(TBS系)で、東京の密入国外国人による秘密の自治組織・裏都庁の知事「コテツ」役を演じて話題になった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  3. 3

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  4. 4

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 5

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  3. 8

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  4. 9

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  5. 10

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ