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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

B'z出演で紅白歌合戦は大盛り上がり 次回の出演が期待される「次なる大物」は誰だ?

公開日: 更新日:

 放送100年の節目を迎え番組改革が進むNHK。紅白もどう改革するかが課題だが、昨年の紅白から「将来の布石」が垣間見られた。

 目立ったのが復活組。通常の出場枠ではTHE ALFEEが41年ぶり2度目の出場。25年ぶりのGLAY、32年ぶりのイルカと27年ぶりの南こうせつが揃って登場した。

 高橋真梨子も7年ぶりに戻ってきた。特別枠の氷川きよし、玉置浩二、米津玄師と合わせると実に8組が復活した。

 紅白は老若男女が楽しめる音楽番組。若手歌手を多く起用すれば、「この人誰?」「聞いたこともない歌」と年配は困惑する。ベテランが中心になれば、若者はそっぽを向く。どうバランスを保つかが制作側の腕の見せどころだ。

 今回は1部をK-POPなどの若手グループを中心に構成。2部の中心を担ったのが復活組だった。

 演歌組では課題と改革があった。近年、演歌歌手は自ら卒業する人、卒業させられる人が増え減少傾向。今回も演歌界からは白組が三山ひろしと山内恵介の2人。紅組も石川さゆり、坂本冬美、天童よしみ、水森かおりの4人だったが、三山はケン玉、水森はドミノ倒しをバックに歌唱。本来、選ばれた歌手が一堂に会し生歌を聴かせるのが紅白のコンセプト。2人は例外のように、ケン玉とドミノがセットの歌唱。その結果、視聴者は気をとられ三山、水森が何を歌ったか覚えていない人も少なくない。「余興は別にやるべき」という意見もあり、今後の課題のひとつになるだろう。

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