昼ドラ「ぽっかぽか」で人気だった子役・上脇結友さんは母に!舞台では“ちち”羽場裕一と共演

公開日: 更新日:

上脇結友さん(俳優/35歳)

 “ほのぼの家族ドラマ”と聞いて、30年ほど前にTBS系で放送された「花王 愛の劇場 ぽっかぽか」を一番にあげる人は少なくないだろう。七瀬なつみと羽場裕一が夫婦を演じ、その一人娘を演じていたのが上脇結友さんだ。両親を「ちち」「はは」と呼ぶ様子が愛らしかった。上脇さん、今どうしているのか。

  ◇  ◇  ◇

 上脇さんと待ち合わせたのは、東京メトロ・茅場町駅そばのカフェ。子役時代はぽちゃぽちゃした頬がかわいかったが、小柄でほっそりした大人の女性になっている。

「身長は157センチです。体重は……産後太りをした後、がんばって落としました(笑)」

 上脇さん、まずはこう言った。2017年に2歳年上の俳優・田中康寛さんとの結婚と、長男出産を公表。「はは~」と母親役の七瀬なつみを呼んでいた上脇さんは、妻、母になっていたのだ。

「彼とは、共通の友人がいた縁で知り合いました。私はお酒が好きなのに、彼はほとんど飲まない。飲まないのに、他人の懐に入るのがうまく飲む席を楽しみ、楽しませてくれる。それまで出会ったことがないタイプの人だな、と惹かれました」

 子どもには“はは”と呼ばせているのだろうか。

「いえ、よく聞かれますが、“かかさん”です(笑)」

 “かかさん”も独特だ。

「私自身は、実の母を“お母さん”と呼んでいたので、“ママ”と呼ばせるのは違和感があり、“お母さん”だと長いので。息子はあまり手のかからない子ですね。私も主人も人前に出るのが好きなのに、息子はそうでもないんですよ。だから、とくに息子を子役にしよう、とは考えていません」

 料理が得意な“かかさん”だそうだ。

「和洋中、何でも作ります。唐揚げやトンカツ、春巻きなど揚げ物も作る、と言うと驚かれます。家族に好評なのはオムライスです!」

 長男が小学1年生になり、少し余裕が生まれてきた。

「妊娠中から、子どもが2、3歳になるまではなかなか活動できず、その後も年1本、舞台に出るくらいでした。時間的に難しいし、赤ちゃんがかわいくて離したくなくて(笑)。でも、役者もしたい焦りもありました。私が子どもの頃から現場にずっとついていてくれた母が理解があり、サポートしてくれたおかげで、やってこられましたね。子どもが小学校に上がったので、これからはいろんな作品に挑戦したい。内面がヒリッとするような社会派の作品が好きです。小説にも挑戦してみたい、と思っています」

 役者以外の仕事を考えたこともあったのだ。

「20歳前後の頃、本当に私がやりたいことって何なのかな、と立ち止まって考え、飲食店のアルバイトを熱心にしていた時期もあります。そんな頃、学生映画の製作現場に呼んでもらい、ゼロから作りあげる過程を間近で見たら、『こんな素晴らしい世界にいたんだ』と気づき、やはり芝居をやろう、と思い直しました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  2. 2

    中居正広は「地雷を踏んだ」のか…フジテレビに色濃く残る“上納体質”六本木『港会』の存在

  3. 3

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  4. 4

    「文春訂正」でフジテレビ大はしゃぎも…今田耕司、山里亮太、カンニング竹山ら“擁護”芸能人の行きつく先

  5. 5

    フジテレビ騒動で蒸し返される…“早期退職アナ”佐藤里佳さん苦言《役員の好みで採用》が話題

  1. 6

    《フジが反転攻勢》《どうする文春!》中居正広問題の文春記事訂正に大はしゃぎの違和感…“直取材”対象はどこにいる

  2. 7

    フジテレビ系の冬ドラマ「警察もの」2本はありえないお話しすぎてズッコケの連続

  3. 8

    フジ・メディアHD経営刷新委に吉田真貴子氏の名前…"高級和牛ステーキ接待"で辞職→天下り疑惑の元総務官僚

  4. 9

    中居正広氏は37年で築いた資産喪失の瀬戸際…不動産複数所有で倹約家も「違約金+α」の脅威

  5. 10

    極秘結婚の小島瑠璃子 略奪愛は打ち消されるも…思い出される「付き合う前にいたす」発言

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  2. 2

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  3. 3

    元フジテレビ長谷川豊氏“危機管理のプロ”が古巣告発は禁じ手? 大反響の動画チャンネル行脚の裏事情

  4. 4

    2人の殿堂入りは確実…大谷翔平&イチロー「軌跡」にこれだけの酷似点

  5. 5

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  1. 6

    26億円投入のお台場巨大噴水事業が「フジ日枝案件」と露見…小池都知事による激怒と錯乱と珍答弁

  2. 7

    “かつての名門”武蔵の長期低落の深刻度…学習塾「鉄緑会」の指定校から外れたことも逆風に

  3. 8

    実にゆったりと楽そうに歌っている感じがする

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    岩井姉妹らツアールーキーたちを狙い撃ち? まるで嫌がらせ…米女子ゴルフの「厳しい洗礼」はトラウマ級