ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”
「たけしの毒舌は変わりませんし、存在感はますますという印象なのですが、どこか達観しているようにもみえました」とは、長くたけしを取材する担当記者のひとり。「テレビはオファーを出したくても、一本300万~400万円と推定される高額ギャラもネックになっているのか、たけしのレギュラー番組も減っていますからね」と続けた。
■「漫才は完全に引退している」「ボロボロになった自分も見せてあげたい」
たけしは2018年に自らが設立した「オフィス北野」から独立。20年に再婚後は東京を離れ、富士山を間近に見られる豪邸を構え、愛犬を散歩させるなどして、悠々自適の半ば隠居暮らしをしているとの報道もあった。キャリアも蓄えも十分過ぎるほどあるだろう。本人は「引退」について、どう考えているのだろうか。
たけしは2023年12月、松本と中居氏という、渦中の人物ふたりがMCを務めるフジテレビ系「まつもtoなかい」にゲスト出演した際、《漫才は完全に引退している。できねえ。お笑いも半分ダメだ。映画はまぁまぁ、かな》《映画なんかもオーダーがくるじゃない。そのうちはまだ俺のことが必要なんだって。来なけりゃ引退、強制的というか。自分からやめますっていうのは踏ん切りが良さそうで、なんか…》《結局、ボロボロになった自分も見せてあげたいしね。今まで笑って金くれた人にこんなになっちゃったっていう姿も見せたっていいかな》などとと語っている。