紀州のドン・ファンと田辺市長の不思議な密接関係

公開日: 更新日:

 写真が撮られたのは2009年のことだ。最低でも一泊10万円の同ホテルで、ドン・ファンは市長夫妻を招待した。

 宿泊の面倒もみて、地下にあった東京吉兆西洋店で接待をしたのである。夫妻には高級エステ店も予約し、土産も持たせたという。ドン・ファンのことだから、何か見返りを期待していたことは容易に想像できる。その後は白浜の高級ホテルを使っての接待も、しばしば行われていた。

 田中角栄元総理は、国際興業社主で政商と呼ばれた小佐野賢治氏のことを「刎頚の友」と呼んだ。お互いのためなら首をはねられても悔いのない堅い友情で結ばれた仲という意味で使われる言葉であるが、紀州のドン・ファンと真砂充敏・田辺市長の関係も似ているのかもしれない。

■本人の死後、姿を見せない市長

 ところが、ドン・ファンの死後、市長の態度は一変したのだ。ある市議が言う。

「市長の前で亡くなったドン・ファンの話題が出ると露骨に嫌な表情になるので、よほどの何かがあるのかなと思いました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動