紀州のドン・ファンと田辺市長の不思議な密接関係
なぜ、市長はドン・ファンの話題に触れられることをそんなに嫌がるのだろうか。
「真砂さんは合併前の中辺路町の町議時代にドン・ファンから選挙費用を借りて親しくなったんです。市長となった後も頻繁に会っていて、パーティーにも呼んでいました。ただ、貸金業をしていてアクが強いドン・ファンには敵が多かったから、市長は彼と付き合いがあることを公にしたくなかったんじゃないですか」
ドン・ファンの知人はこのように言い、さらに吐き捨てるように続けた。
「ドン・ファンが猫可愛がりしていたミニュチュアダックスフントの愛犬イブが亡くなった時(2018年5月6日)、市長は夫人を伴って自宅までお悔やみに来ました。しかし、その少しあとの5月24日にドン・ファンが亡くなったら手のひら返しで、通夜も葬儀にも顔を出さなかった。それから今に至るまで、自宅にも弔問に来ていないんです。ドン・ファンから、相当、接待してもらっていたはずなのに……」
今年4月、真砂市長は5回目の当選を果たしたが、ドン・ファンの墓前に立つことを恐れるような理由でもあるのだろうか。