著者のコラム一覧
中野 ジェームズ修一フィジカルトレーナー

1971年、長野県生まれ。多くのアスリートから支持を受けているPTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー。株式会社スポーツモチベーション最高技術責任者。米国スポーツ医学会認定運動生理学士。多くのオリンピック選手や青山学院大学駅伝チームの箱根駅伝連覇を支えるなど、アスリートから絶大な信頼を寄せられている。「100トレ 医師とトレーナーが考えた100年時代の新健康体操」(徳間書店)が発売中。

【肩凝り対策】肩周辺の筋力不足を鍛えてカバーする

公開日: 更新日:

 肩凝りは、肩関節を積極的に動かすことで予防できる。中高年が悩む四十肩、五十肩も運動次第で予防可能だ。

「パソコンの操作などで腕が前にある姿勢を続けると、柔軟性や筋力のアンバランスが起こり肩甲骨が前方に引っ張られるようになります。すると周辺の筋肉が絶えず緊張して血行が悪くなり、筋肉に酸素や栄養が十分に運べなくなることで、痛みや凝りを感じるのです。また、中高年になると骨や靱帯、腱の老化によって炎症が起こります。その最大の原因は肩周辺の筋力不足なので、鍛えればカバーできます」

ペットボトルサイドレイズ(三角筋強化 その1)

 肩関節を取り巻く三角筋を鍛えることができる。

①スタートポジションは椅子に座り、両手それぞれに中身が入った1・5~2リットルのペットボトルを持って腕を横に垂らした状態。このとき膝は腰幅に開き、足裏は床につけて胸を張って背筋を伸ばす。②姿勢を崩さず、鳥が羽を広げるようなイメージで4秒かけてペットボトルを肩の高さまで持ち上げる(写真①)。さらに4秒かけて①に戻って1回。20回を1セットとして、1日2セットが基本となる。所要時間5分20秒。これが物足りない人は次の運動を行う。

◆ペットボトルショルダープレス(三角筋強化 その2)

①前出の運動とは腕の動きが変わる。椅子に座り、両肘を直角に曲げてペットボトルを耳の位置で静止。②そこからバーベルを持ち上げるイメージでペットボトルを4秒かけて上へ押し上げ、また4秒かけて戻す。20回1セットとして1日2セットが基本。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が