どうすれば治る? 疲れや目の痛みは“プチ脚気”の疑いも
連日のリオ五輪のテレビ観戦で体がだるく、肩が凝り、目が痛む――。スポーツ好きならずとも、この時期は体の不調に悩む人が多いのではないか。単なる眼精疲労や疲れなら、目を閉じて休息を取ればいいが、それでは症状が改善しないこともある。その場合は“プチ脚気”を疑った方がいいかもしれない。
中村卓也さん(55=仮名)の唯一の楽しみは週末に録りだめしたテレビ番組を観賞すること。好きなビールとせんべい片手に、居間のテレビを独占するのが至福の時だ。
しかし、長時間テレビを見続けると、肩こりとともに目の奥が痛くなり、全身に疲れが出る。そんなときは、妻に頼んでドラッグストアでアリナミンのドリンク剤を買ってきてもらう。2~3本飲んで、一晩寝ると目の疲れと肩こりが取れ、イライラ感や眼球の痛みが消えるという。
■原因はビタミンB1不足
なぜアリナミンを飲むと肩こりや眼精疲労が解消されるのか? サラリーマンの病気に詳しい、弘邦医院(東京・葛西)の林雅之院長が言う。