注射は必要なし 経鼻インフルエンザ生ワクチンの基礎知識
ちなみに、このワクチンが使えない人は、「対象年齢以外の人」「5歳未満で喘息を患った経験がある」「1年以内に喘息発作があった」「心疾患・肺疾患・糖尿病・喘息・貧血・肝疾患など慢性疾患がある」「妊娠中、もしくはその可能性がある」「アスピリンを内服している」「重度の卵アレルギーがある」「4週間以内に生ワクチンを打った」「その他、医師が適切と認められない人」などだ。
今シーズンのワクチン製造量は約7万本多く、「適正使用すれば不足は生じない」(厚労省)という。しかし、都内では出荷にムラがあり患者が希望通り接種できない医療機関も出ていて、昨年の「争奪戦」の二の舞いを警戒する声もある。
子供がどうしても注射型インフルエンザワクチンを嫌がるが、インフルエンザワクチンを打つ必要がある人は、そのリスクも十分理解したうえで検討するのもいいかもしれない。