レモンが骨粗鬆症や高血圧対策に 広島の“レモン島”で証明
「動脈効果は、悪玉コレステロールが酸化し、動脈壁に吸着することで進行する。レモンに豊富なポリフェノールには抗酸化予防があり、しかも吸着しづらくする」(飯田教授)
飯田教授によれば、レモン島の島民の健康寿命は全国平均より7歳も高い。彼らのレモン平均摂取率は5日に1個で、中には2日に1個という人も。これは、健康寿命の長さに関係していると見ていいだろう。。
「みなさん、日常的にレモンを活用していますね。牛乳とレモンとハチミツに入れてよくシェイクした飲み物などは、ラッシーのようで非常においしいですよ。これなんて、骨粗鬆症対策にすごくいい」(飯田教授)
県立広島大学では2008年からレモンの研究を実施。飯田教授は前任者から引き継ぐ形で、5年前から中心になって研究を行っている。
「レモンと島民を絡めての研究・調査はほかにあまり例がなく、今後はもっと様々な健康効果が明らかになってくると見ています」(飯田教授)
なお、レモンは皮にも有効成分が豊富。国産レモンが手に入るなら、皮ごと使った方がいい。