就寝中の夜中に足がつるのはどうしてなのか…予防法はある?
就寝中に足がつって目が覚める、いわゆる「こむらがえり」は、50代をすぎたあたりから加齢とともに頻度が増して起こります。
こむらがえりとは、ふくらはぎの筋肉の繊維が収縮し、けいれんを起こすことで足がつる状態。こむらがえりの「こむら」はふくらはぎのことを指します。
主な原因はミネラルバランスの乱れ。マグネシウム、カリウム、カルシウムの3つのミネラルの不足によって、筋肉の収縮や神経伝達が正常に行われなくなって、けいれんを起こすのです。
次に、スポーツや就寝中の発汗による脱水で血行不良を引き起こし、筋肉が縮んだ状態になることも、こむらがえりの一因。冷えも血液の流れを滞らせますから注意しましょう。
対策は、就寝前の水分補給と血行を良くするためのストレッチ。屈伸運動はおすすめです。
そして、足がつった時は急激に動かさず、5~10秒かけてゆっくりと伸ばしてください。
薬ならば、漢方薬の「芍薬甘草湯」は効果があります。ただし、体質もあるので、必ず病院で処方してもらいましょう。